学習空間NOAH 高校受験へ向けて〜押さえておきたいポイント


(1)指導理念 (2)ご案内 (3)私立中学受験へ向けて
(4)高校受験へ向けて (5)小学生のうちにやっておきたい勉強

@  小5〜6から始まる先取り学習 

 海外在住の中学生が高校受験をする際、まず意識しなければいけないのは「入試時期」です。日本国内の入試は年明けの1〜3月に実施されますが、海外では年内の11月には海外入試が本格化します。これに対応するためには、日本の受験生よりも早い段階で中学3年間の学習内容を修了しなければいけません。
 そこで重要になるのが、「先取り学習」です。学習空間NOAHでは、小5から国語では中学レベルの漢字や文法を指導し、算数も中学で重要となる単元に時間を割いています。海外の場合、英語が得意な生徒は多いので、国語・数学に向けての準備を早い段階から意識すべきなのです。そして小6の後半から英語を含めた中1の学習内容を始め、中3の1学期には中学校の内容を終えて、夏休み以降は本格的に受験対策を進めていきます。そうすれば、年内入試に向けて無理のない準備を進めることができ、年明けの入試に向けても万全の状態で臨むことができます。
このような流れに乗るためにも、バンコクに来たらできるだけ早い時期から塾での先取り学習を始めるべきです。学年が進むにつれて中学校とのカリキュラム差が大きくなるのも理由の一つですが、やはり早い時期から始めた生徒ほど1ランク上の高校に合格を果たしているのが一番の理由なのです。


A 日頃の勉強

 中1・2の通常授業は週2日なので、学校や塾での勉強だけに頼らず、家庭学習を含めた学習習慣を確立することが大事です。まずは宿題をこなすこと、授業で学習した内容を復習すること、様々な小テストで合格点をクリアすること等、地道なことを積み重ねていけば安定した学力が身につきます。
 その中でも数学は特に大事な科目になります。中3での学習量が多いので先取り学習は必須ですが、日本人中学校のテストに向けての復習も大事になります。学習空間NOAHの中1・2の授業では、数学は「先取り学習の時間」と「復習演習の時間」をそれぞれ設定し、十分な時間数を確保しています。またこれによって、途中から入会する中学生でもスムーズに先取り学習の流れに乗ることができます。
 あとは日本人学校の定期テストや塾の実力テスト等、各種テストに向けて準備をしっかり行い、結果を出すことが大切です。このテストへの取り組みと、年に3回実施される春・夏・冬の「集中授業」での勉強で、受験に向けての対応力が養われます。


B 日本人学校の定期テストに向けて

 中学になると、日本人学校生の皆さんは「定期テスト」を受けることになります。この定期テストの結果は、特に公立高校の入試で重要となる内申点につながりますので、公立高校を志望する人はしっかり準備しなければいけません。
この定期テストで高得点を取るためには、まずは中学校の授業内容をしっかり消化・理解することが必要です。実際のところ、塾で学習した内容をしっかり中学校で復習している人は、安定した結果を出しています。逆に中学校の授業を大事にしない人は、いくら塾で定期テスト向けの課題を大量にこなしても点数が伸びません。これと同様に、塾での授業内容をしっかり理解して、入試レベルの問題にも対応できる実力を身につけていれば、中学校の成績も高いレベルで安定するといえます。
「先取り学習を進めると学校と塾で授業の進度が合わず、定期テスト前に苦労するのではないか」と心配する人もいますが、目の前のテストだけに追われて入試に向けての準備が遅れてしまうのは非常に危険です。「中学校の勉強」と「入試に向けての先取り学習」は両立できます。そのためには量だけの学習に依存しない、時期に合わせたメリハリのある学習計画が必要となります。だから学習空間NOAHでは、1週間前から「定期テスト対策」を実施しています。


C 途中で帰国する場合でも

 海外から高校受験する生徒はもちろんのこと、途中で日本に帰国する生徒にとっても先取り学習は有効です。帰国すると新しい学校に落ち着き、新しい塾を探すのに時間がかかるものなので、学習内容のブランクが生じやすくなります。先取り学習を進めていれば、余裕を持って日本での勉強に対応できるようになります。
 また先取り学習を進めていれば、私立中学への編入試験にも対応できます。特に数学は中1までに中2の学習内容を終わらせる学校もありますが、学習空間NOAHのカリキュラムはほぼ同じペースで進むので、十分に対応できます。
さらに高校入試でも、帰国枠は条件(滞在年数や帰国後年数)が合えば利用できます。だから受験学年でなくても、バンコクにいる間に高校入試についての情報は得ておきたいものです。学習空間NOAHでは保護者面談の期間を設定していますが、それ以外の時期でもお気軽にご相談を受け付けております。


D 理科・社会の勉強

 年内入試や首都圏私立校入試の大半は英数国の3教科入試なので、理科・社会が直接入試で出題されることはありませんが、それ以外は理科・社会が必要となります。どちらかの科目に苦手意識を持っている場合は、中3になる前から準備しておきましょう。
 学習空間NOAHでは、中1から「理科・社会」の授業を受講できます。授業内容は公立高校入試を目標に、日本人学校の授業ペースに合わせて進めるので、日本人学校の定期テスト対策としても有効です。またインター校生の場合、学校で日本の地理や歴史を習う機会がないので、一般教養を身につけるために受講することも歓迎しております。
なお5教科(または4教科)が必要となる難関国私立校を目指す場合、中学校の学習内容よりはるかに難しい問題が出されるので、中1から準備は着々と進めておく必要があります。その場合は塾での授業だけでなく、個別の課題も進めていきます。


E 中3での受験対策

 高校受験の場合、「志望校に合格する気持ち」をどれだけ強く持てるかが重要です。海外からの受験では、長期休暇で学校を見学できるタイミングと年内入試の日程を考えると、中3の春までには第一志望校を決めて、中3の1学期までに併願校を固めるべきです。
 志望校のパターンは私立・公立どちらを第一志望にするかで分かれ、さらに年内受験が第一志望になるかどうかで対策時期も変わります。学習空間NOAHでは通常の授業内容に加え、一人ひとりの志望校や科目特性等を踏まえた個別の課題を与えています。
また作文や面接も帰国生入試では課されます。学力を伸ばすことだけでなく、日頃の海外での生活や経験も問われてきます。学習空間NOAHでは、中学生向けに作文・小論文の授業を開講しております。入試前にあわてないように、早い段階での受講をお勧めします。また講師陣は、日頃から人間性を重視した関わりを実践しているので、面接練習等でも的確かつ親身になったアドバイスを与えることができます。


F インター校生の勉強

 インター校にお通いの場合でも、高校受験に向けての勉強は日本人学校生と同じようにできます。まずは国語・数学の学力を塾で身につけることが必要です。英語も文法や和訳等に対応するために、遅くとも中3からは受講するようにしましょう。
 高校受験をせず、引き続きインター校に通って大学受験を目指す場合もあります。その場合でも、日本の中学までの学習内容を知っていれば、帰国生大学受験で大いに役に立ちます。また理系を考えている場合は、日本式の数学が必要となります。日本の高校を受験するかどうかに関わらず、インター校にお通いの方も日本の勉強をやっておくべきです。
 学習空間NOAHでは、集中授業を日本人学校の長期休暇に合わせて設定していますが、これとは別にインター校生向けの集中授業期間もご用意しています(詳細については別途ご相談ください)。このようなインター校生向けの設定だけでなく、長年バンコクで指導してインター校生の学習について理解している講師陣がいるから、学習空間NOAHは他の塾に比べてインター校生の比率が高くなっています。


G 入試情報と進路指導

学習空間NOAHは、合格だけでなく、そこまでの過程とそこから先を見据えた指導を大事にしています。だから保護者会や面談、および教育セミナーを通して、直近の高校受験だけでなく先を見据えたお話もご提供しております。
学習空間NOAHには長年バンコクから数多くの生徒を送り出してきた指導経験の蓄積があります。これに加えて、長年つながりのある日本の高校からの情報や、OB・OGや保護者の方とのネットワークからの情報を得ています。だから一歩踏み込んだ話を提供できるのです。
そして学習空間NOAHの強みは、講師陣が全員、学習指導はもちろんのこと、バンコクからの進路指導に精通しているベテラン揃いということです。ただ単に情報を提供するだけでなく、各生徒の人間性やご家庭の意向を踏まえた、長期的な視点に立ったアドバイスや指導を提供することを、講師陣全員が日々実践しているのです。